Vol.2 AGA治療を始めたきっかけと副作用について

ミノキシジルタブレット

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AGA治療3か月の結果は、AGA治療 Vol.1をご覧ください。

AGA治療のきっかけはインスタグラムの動画。

48歳のある日。

インスタグラムで流れてきた「AGA治療」の動画に目が留まる。

髪の毛が抜けるのを防ぐ「フィナステリド」と髪の毛を生やす「ミノキシジル」を服用すれば髪の毛が生えてくる効果が期待できるらしい。

「嘘だろ…マジか?」

実は、数年前、ミノキシジル外用薬(液体)、フィナステリドを含むフィンペシア内服薬、それぞれを単体で使ったことはありました。フィンペシアの時はちょっと髪の毛が増えたような気がしましたが、生え際の産毛が太い毛に育たず断念。

「そうか!2つを同時に使わないとダメだったんだ!」

信半疑で色々調べてみると、ここ最近のAGA(男性型脱毛症)治療ではこの2つの薬を使えばかなりの効果が期待できることがエビデンスでも証明されてるとのこと。

ものは試しとばかりに、今度は2つの薬を同時に試してみることにしました。

AGA 男性型脱毛症 とは?

ここで、この記事でもすでに何度か出てきたAGAについて説明しておきます。

AGAとは、AndrogeneticAlopeciaの略で、男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)のこと。

男性型脱毛症とは、成人男性特有の進行性の脱毛症で、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなったりするのが特徴。遺伝や男性ホルモンの影響が主な原因だと言われています。

特に20代以降の男性に多く見られ、日本人男性の3人に1人がAGAだと言われています。AGAは治療せずに放置すると進行していくので、早めの治療が大切です。

AGAの治療方法

AGAの治療は、フィナステリドという髪の毛が抜けるのを防ぐ内服薬と、ミノキシジルという髪の毛が生える内服薬(もしくは液体の外用薬)、両方使うことで治療を行います。

フィナステリドだけだと髪は抜けないけど毛が生えない、ミノキシジルだけだと毛生えるけどすぐ抜けてしまう、というわけです。1つずつ使う場合は効果はほとんどありません。2つワンセットで初めて効果が期待できます。

ちなみに、フィナステリドについては、フィンペシアとかフィナロイドなど似たような名前のものがありますが、フィナステリドが含まれていれば効果に違いはありません。

AGA治療の病院では両方とも錠剤の服用タイプを処方されますが、ミノキシジルは髪の毛の薄い部分に塗る液体タイプの外用薬もあります。以前、液体タイプを試したことがありますが、塗って乾かすのが面倒だし、塗った後に指に抜け毛がつくのが精神的にダメでした。

エビデンスで推奨されている薬と摂取量

日本皮膚科学会ガイドライン
日本皮膚科学会ガイドライン

フィナステリドとミノキシジルを使った治療方法は、日本皮膚科学会ガイドラインでも正式に効果が記載されています。

フィナステリドの推奨度はA(最も高い:男性に限る)で、摂取量については1mg/日と0.2mg/日の2つが記載されてます。

頭頂部の写真撮影による効果判定では、1 mg/日では 58%が軽度改善以上の効果があり、0.2 mg/日では 54%が軽度改善以上の効果

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

基本的には1mg/日が推奨のようですが、0.2mg/日でもほぼ同じ効果なので、個人的には0.2mgでも良いと考えています。

ミノキシジルの液体タイプの外用薬は男性、女性ともに推奨度A。男性型脱毛症:5%ミノキシジル,女性型脱毛症:1%ミノキシジル。

しかし、服用タイプのミノキシジルは推奨度Dで内服を行うべきではない、と書かれています。

解説:ミノキシジル内服の有用性に関して臨床試験は実施されていない。ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では認可されていない。また、男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない。それにもかかわらず、全身の多毛症を起こす副作用があることを根拠に、医師が安易に処方したり、一般人が個人輸入で入手し服用することがあるので、医薬品医療機器等法の観点から問題視されている。

多毛症以外のミノキシジル内服薬の副作用の報告は少なく、内服用製剤の添付文書中の市販後調査欄に、胸痛、心拍数増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性、心不全、むくみや体重増加などの重大な心血管系障害が生じるとの記載がある。

以上のように、ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

今回、私が試しているのは服用タイプのミノキシジルなので、このガイドラインを読んだときは驚きました。

ただ、調べていくと服用ミノキシジルの本来の使用目的は降圧剤で、高血圧の治療の場合は10~40mg/日とかなりの量を服用することが分かりました。さらに、ちょっと怖かったので、ネットのAGA無料相談で聞いたところ、5〜10mg/日程度なら私の体の場合は問題ないとのことでした。心配な方は、服用する前にAGAの無料相談や無料診断を受けるようにしてください。

女性は絶対にフィナステリドを使ってはいけない理由

ミノキシジルは外用タイプなら女性でも使用できますが、フィナステリドは女性には絶対使用してはいけません。

その理由は、上記ガイドラインにもあるように、妊婦に投与するとDHTの低下により男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れがあります。妊婦または妊娠している可能性のある女性、授乳中の女性への投与は禁忌です。

フィナステリドの副作用

以下副作用について記載していますが、副作用が心配な方は必ずDクリニックなどのAGA専用クリニックで相談してください

フィナステリドは男性ホルモンの1種であるテストステロンに作用するため、男性機能低下などの副作用が現れる可能性があります。

  • 性欲減退
  • 勃起機能障害(ED)
  • 射精障害
  • 射精液量減少
  • 肝機能障害
  • かゆみ
  • 蕁麻疹
  • 抑うつ症状
  • 乳房圧痛・肥大

ミノキシジルの副作用

外用薬のミノキシジルの場合、頭皮に直接塗布するので、発疹やかゆみなどの頭皮トラブルが生じる可能性があります。

内服薬の場合は、動悸やめまいなどのほか、以下の副作用の可能性があります。

  • 動悸・息切れ
  • 頭痛やめまい
  • 手足、顔の浮腫(むくみ)
  • 多毛症
  • 肝機能障害
  • 心疾患

内服薬はもともと降圧剤なので、血圧が不安定な方や心臓疾患がある方などは心機能障害や不整脈が増悪する可能性があります。低血圧の方や高血圧で降圧剤を服用中の方、心臓に障害のある方は事前に医師に相談してください。

また、血管も拡張されるため頭痛も起きやすいです。私も最初の頃はちょっと頭痛がありましたが、5日ぐらいで慣れました。

何度も書きますが、副作用が心配な方は必ずDクリニックなどのAGA専用クリニックで相談してください

AGA治療 Vol.3に続きます。

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