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ひょう疽にテラマイシンという抗生物質を使ってみた
先日公開した内出血した足の親指つめの再生までの道のり。
そこでもちょっと紹介してる「ひょう疽(ひょうそ)の回復」についての詳細です。
ジョギング中の指先の圧迫で右足親指に違和感が…。時間が経つにつれて、爪の横が膨らんできて痛みも増してくる。
よくみてみると、どうやら化膿して膿がたくさん溜まってる…。痛くて痛くて仕方がなかったんですが、化膿止めのテラマイシンがうちの常備薬の仲間入りをしました。
以下、僕の汚い足の画像が続きます。ご覧になる場合はご注意ください。
ひょう疽とは?
さて、ジョギング中の指先の圧迫で右足親指にできたひょう疽。
ひょう疽(ひょうそ)とは、細菌感染症の一種で、爪囲炎(そういえん)、化膿性爪囲炎ともいうものです。
黄色ブドウ球菌・A群連鎖球菌などの化膿菌によって炎症が起き化膿します(膿は細菌をやつけるために戦って壊れた白血球や死んだ細菌などを含んだ液体です)。化膿菌にはそのほか、肺炎球菌・淋菌・チフス菌・緑膿菌・結核菌などもあります。
進行が進むと膿が溜まってきて爪の周囲が膨らんできます。放置してさらに進行すると膿がどんどん黄色に変色してきます。放置し続けると治りが遅くなるだけでなく、周辺の部位に感染が広がったり、体の抵抗力が低下してる時には他の疾患につながる恐れも。
爪の側面なら今回紹介する方法でも膿は出せますが、爪の下の場合は切開が必要な場合もあります。お医者さんに相談してください。
痛いなーと感じてから1週間。
指先を子供に踏まれて激痛が!靴下を脱いでみると上記写真のように爪の左側が赤く膨れてました。
ドラッグストアで買える市販薬 化膿止めのテラマイシンを買う
その時がちょうど年末で、近所の皮膚科は休み。かといって、休日在宅医のところに行くのも面倒だったので、いい薬がないかと色々調べてドラッグストアで買える最強の化膿止め『テラマイシン』を試してみました。
もちろんAmazonでも買えます。
【効能・効果】化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)
【用法・用量】1日1〜数回、適量を患部に塗布するかガーゼなどにのばして貼付する。
【成分・分量(1g中)】オキシテトラサイクリン塩酸塩30mg(力価)、ポリミキシンB硫酸塩10,000単位 添加物として白色ワセリン、流動パラフィンを含有します。
商品本体。これで6gです。ドラッグストアで700円ちょっと。Amazonで買う方が安いですね。
黄色の塗り薬です。
テラマイシンを膿んでる部分に塗る
赤く膨らんでいる周りに、満遍なくたっぷり塗ります。このあと絆創膏を貼るのでベタベタも気にせず塗りまくります。
テラマイシンがとれないように絆創膏で保護しておきました。ガーゼでぐるぐる巻きにしてテープで止めてもOKです。
それから一晩放置。
ふくらみがさらにちょっと大きくなってました。あと、爪に近い内側がちょっと白っぽくなってます。ここに膿が溜まってるんです。
一晩放置したおかげで、古い皮膚が浮き上がってきました。
熱湯消毒した針で白い部分をちょっと刺してみたら…。
白い膿が出てきました。ちょっと痛いですが、膨れてる部分を圧迫してさらに膿を出しておきました。溜まってた膿をほとんど出し切ったので、もうこの時点では指先の痛みは大幅に減ってました。
その後、またテラマイシンを塗って絆創膏で保護。翌日には8割ほど回復してました。
あとは絆創膏はずしてちょっとだけテラマイシンを塗って終わり。
顔のできものにも効果が期待できるテラマイシン
ジョギングやランニングやってると、指先を圧迫することが多いのでひょう疽になることが多々あります。
つい先日も、ジョギング後にちょっと痛みがあったので予防も兼ねてテラマイシンを塗ったら、化膿することもなく翌日には痛みが気にならなくなりました。
テラマイシンは、うちの常備薬の1つとしてこれからも大活躍してくれそうです。
指の化膿だけでなく、テラマイシンは面疔(めんちょう)にも効果が期待できます。
めんちょうとは、顔にできる化膿をともなうできもののこと。特に汚い手で鼻をほじったりすると、鼻の表面や鼻の穴の中にできることも多いです。
ちょっと鼻に痛みがある場合は、寝る前に綿棒にテラマイシンをつけて塗っておけば、翌朝にはずいぶん痛みと違和感が緩和されたと感じます。